ザ・バニシングー消失ー 感想

こういう映画が観たかった、反面、なんでこんなのを観たんだ。

まず、映画が始まって、恋人同士の雰囲気、ドライブ中、映像で、ファニーゲームだって思った。

全編を通してそれは思い続けた。

画面比率がiPadみたい。

88年、ってことはファニーゲームより古いのか。映像の色、特に赤色とか、ヨーロッパっぽいなああ、って。あとはカメラワーク、定点でズームした、みたいな投影が似ているんだよな。

内容は、はっきり言って胸糞だよ。でも脚本はクールだと思う。最初に誘拐される。だが、その実際の手口や、動機などは追って順次に分かっていく。

犯人観て、damn、こいつはおれだ。くそう、こいつはおれだ、って。

もう、そうおれに思わせてくる、のが。

失敗、プランが失敗しまくってなかなかうまくいかないんだよな。だけれど、最後の最後で、運のツキが回ってきて、幸か不幸か機転を利かせてしまうんだよな。

演技うまいなあ。うわあ今思うと面白かったって言いたくないけど、楽しかったな。

家族に叫ばせて、悲鳴が近隣、といってもある程度距離がある山荘だろうが、に聞こえるかどうか確かめたり。a.k.a 世界に対する実験、挑戦。これこそ、サイテーのliterally me

最後、サスキアを想うがゆえに睡眠薬のコーヒーを飲む、レックスかな。

そしてそのとき、カップをレイモンが乗る車のフロントガラスへと投げつけ、その時の雨によって、くすんで歪んだ、ガラス越しのレイモンの顔がこの世のものとは思えない顔で。ただの、って言えばそれまでだけれどもさ。

そして、ラストシーン、閉塞感、やるせなさ。わかっていて飛び込んだ。

そして、新聞の行方不明者は2つの卵となる。金の卵、おそらくロケットなのではないか、おれはそう思う。

Vow to caress your rashes
Vow to punish with lashes
You can hide inside my locket

これも、フランス映画か、オランダもだけれど。

なんか、トンネルのシーンが切なくなってくるな。

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