ダンサー・イン・ザ・ダーク 感想

見終わって放心している。ここまでやっていいのかって。絞首刑まで。セルマの母親としてのコンパッション。なぜ産んだのかというジェフのセリフが頭に残る。

これは母親としての話。

カメラワークに関して、ホームビデオのような、ドキュメンタリーのような生きているカメラワークだと感じた。制御できない視線のように次々に被写体を映しどっていく。固定カメラはあまり記憶になく酔うと感じる人もいるかもしれない。

全体を通して音楽は全然なかった。

セルマはミュージカルが好きで、この映画内でも空想としてミュージカル映画のように踊り歌うシーンがあった。その時は画面は意識的に画質が荒っぽく、彩度も変わり映画の中で流れていく時間と明らかに区別をつけていたなと感じた。歌声が非常にいい。力強く唯一無二で。

最後のエンドロールが始まった瞬間に最初にビョークって出て、えってなって。うわそっかって。彼女のことは全く知らないが、名前くらいは聞いたことあるけれど、演技も上手だとは。そして、これがそのビョークの歌声なのかって。映画の時系列で最後に知ったのに感想というこれでは途中でこれを書くという時系列の混沌。

いくつかあったミュージカルのシーンで一番好きだったのは、ビルを殺害した後のところ。完璧に聞き取れなかったけれど、仕方なくやったことなのよ。っていう-thing what I had to do.みたいなところがきれいな歌声だったなあ。そして死んだはずのビルが起き上がるっていう死人が起きて一緒に歌うのがなんとなく、これ、ミュージカルっぽいなあって思った。

手前のことでごちゃごちゃ言いたい気持ちもあるけれど野暮な気もして。

最後のどういう意味なんだろう。最後から二番目の、、、ってやつ。あれはシンプルに諦めたらそこで終わり、という意味なのか。最後の歌にしたら、それが本当に最後になっちゃうけど。それか、解釈の選択肢を与えるという意味なのか。結末はどうなんだろう、あんなのかな、それともこんなのかな。いやそもそも結末なんてないっていう選択肢を生み出すこともできるのかもしれない。

ショーペンハウアーの自殺の意志みたいな?

内容は暗いというか不憫というか鬱というか。

アンチクライストも気になっていて、この監督なのか。楽しみだな。映画って屋ppリ最高に面白いな.そういえばブラックスワンもすげえおもろかったなあ正月に見たなあ。

ギャスパーノエがカメラワークに注目っていうからどの映画でもカメラワークにすげえ注目するんよなそっから。確かに観客と映画を繋ぐ橋みたいなもんだもんな。ギャスパーノエのぐるぐる回転!!

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