ギャスパーノエはやっぱり違うよ、一味も。
自省録のように飾り気のない文章を書こうとするなら、それはきっと味のないものになる。
まず、彼のスタッフロールに対する見方が好きだ、詳しくは書けないが。最後にはない決して。
フォントや、色、映し出される時間。
画面を2分割する前衛的な手法。きれいにそのまま分割するのではなく、角が丸まった、四角が少し離れて2つ。スタッフロールから同じ形のものがあるから、この形に意味があるのだろう。
認知症の妻に対し、何をすればいい、なんでもする、と。妻はいてほしい、と。
irreversibleに通ずるものを感じた。
これは、人や、記憶、思い出、家。ギャスパーノエは人を映し続けると感じた。動作の対象物を映すのではなく、動作を行う人を撮る。
アランポーとフロイト読みたいな。あと溝口って誰だろう。これも調べてみよう。
シャツのパジャマいいなあ。おれ寝るとき、半袖短パンだけれど、切り替えたいんだ。
そして、服装はきれいめ、シャツにセーター、羽織もの。この秋冬はそうしたい。
老いとコカイン、どっちか選ぶとしたらどっちにする。どっちもやだなあ。
これは観るのが辛いって人もかなりいるだろうな、って感じた。
老いと、死。淡くグラデーション。死と、その先まで描く。
家は生きている人が住む場所。
最後のショットたち。そして低い周波数の音。人に不在された家はなぜこうにも不安を招くのか。俺の親父はとても活動家で、慌ただしく準備し、家を飛び出す。そしてその出て行った後、部屋を眺めると、ああ、親父の部屋だなあ。って思うんだ。乱雑にベッドの上に投げ出された塗り薬、モニタの上のプリンター、その近くに置いてある大量のフリスク。部屋は常に遺言であり、おれもよく、家を出るとき、もし俺が外で今日死ねば、これが俺の生活であった、になるんだろうな。そう考えたことがあるんだ。
夫と妻が住んでいた家は、やがて物がなくなり、綺麗になり。魂がその家から、旅立ち、幕を閉じる。回転ショット、あぁ。
ダリオアルジェントのホラーも観てみたいな。
音は少しパンの振り分けがされており、また生活音が心地よかった。

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